今回は、フランス語初心者が効率よく仏検4級に合格する方法と参考書を紹介します。
筆者は今年2021年の6月に仏検4級に合格しました。
- フランス語を始めたばかりで検定を受けてみたい方
- 効率よく仏検4級の勉強をして合格したい方
- 時間がないけど仏検4級に合格したい方
今回は短期間でどのように仏検4級合格レベルに達したか、
そして筆者が実際に使ったおすすめの参考書と勉強方法を紹介していきます。
仏検とは
![仏検](https://lizzyvibras.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_6084-1024x745.jpeg)
仏検とは、「実用フランス語技能検定試験」の略です。
世界共通のフランス語の試験Delf・Dalfなどとは違い、仏検は日本の学習者を対象に開催されている試験です。
仏検は最上級の1級から5級まで、7つのレベルに分かれています。
1級と2級の間に準1級、2級と3級の間に準2級が設けられています。
開催は春と秋の年間2回です。
詳しくは仏検ホームページでご確認ください。
仏検4級のレベルは?
仏検4級レベルは仏検ホームページによると以下の通りです。
程度:基礎的な日常的フランス語を理解し、読み、聞き、書くことができる。
標準学習時間:100時間以上(大学で週1回の授業なら2年間、週2回の授業なら1年間の学習に相当。高校生も対象となる。)
試験内容:
【読む】基礎的な単文の構成と文意の理解。
【聞く】基礎的な文の聞き分け、日常使われる基礎的応答表現の理解、数の聞き取り。
【文法知識】基礎的な日常表現の単文を構成するのに必要な文法的知識。動詞としては、直説法(現在、近接未来、近接過去、複合過去、半過去、単純未来、代名動詞)、命令法等。
語彙:920語
試験形式:1次試験のみ(100点)
仏検ホームページ
フランス語を勉強し始めて初めて受ける試験は、仏検4級がおすすめです。
なぜなら5級は少し簡単すぎるので、やりごたえを感じにくいです。
検定料も安いわけではないので、なるべく少ない回数で上の級に進みたいですよね。
4級はフランス語を勉強し始めて1ヶ月〜3ヶ月ほど経った方にちょうどいいレベルの試験です。
3ヶ月以上フランス語を勉強している方は、3級から受けるのも良いと思います。
使った参考書はこの3冊だけ
![フランス語検定 対策 参考書](https://lizzyvibras.com/wp-content/uploads/2021/10/2DDD2C5A-9AF9-40DC-8344-7DE8ECA87129-1-1024x577.png)
私が知識ゼロからフランス語を初めて仏検を受けるまでに使用した参考書はこの写真の3冊のみです。
1冊目の「フランス語をひとつひとつわかりやすく。」を使い、基礎の文法知識を固めました。
全くの初心者でも安心して取り掛かれる非常に説明が丁寧な参考書です。
2冊目の「傾向と対策」では文法知識の抜け漏れを補い実践力をつけました。
実際の仏検の問題形式に慣れることができ、頻出問題もまとめてあるため使いやすいです。
「仏検3・4級必須単語集」は1・2冊目と同時並行で進めていました。
単語は早い段階から、綴りと発音をセットで覚えておくと後ほど役に立ちます。
初心者であれば最低この3冊は必要だと思います。
参考書の使い方
それぞれの参考書の効率の良い使い方を紹介します。
「フランス語をひとつひとつわかりやすく。」の使い方
![フランス語をひとつひとつわかりやすく。](https://lizzyvibras.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_2424-746x1024.jpeg)
まず初めに一冊目の参考書の使い方からです。
この本はフランス語を全く勉強したことがない方向けの参考書です。
左ページに解説、右ページに問題演習が載っています。
そのため一周終わった頃には仏検4級に必要な知識が頭に入っています。
1〜2週間で1周目を終わらせすぐに2周目に取り掛かりましょう。
一回ではなかなか全て覚え切ることができないので、スピード感を持って取り掛かることが重要です。
この本を2〜3周して間違えないようになってから、次の参考書に移りましょう。
仏検の2週間前までには2周か3週終えておくことをオススメします。
「傾向と対策」の使い方
![仏検 傾向と対策](https://lizzyvibras.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_6078-1024x768.jpeg)
次にこちらの本の使い方を紹介します。
仏検を実際に受けてみて分かったのですが、毎回類似した問題が出てきます。
なので頻出問題を覚えてしまうと効率的に点数を取りやすいです。
そのため、まずこの参考書を一周し、間違えた問題をチェックしておきます。
2周目はチェックした問題のみ解きます。
4級は単語や成句、動詞の活用が分かれば解ける問題ばかりです。
そのため間違えた箇所を完璧に覚えれば合格点に達することができます。
仏検の試験日の2週間前までにはこの参考書を購入し勉強し始めましょう!
試験当日もチェックをつけた問題を見直しましょう。
「仏検3・4級必須単語集」
![3・4級必須単語集 仏検](https://lizzyvibras.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_2418-1024x879.jpeg)
そして単語力はこちらの参考書で身につけました。
仏検3・4級の両方に対応している単語帳です。
単語だけで覚えるというよりは、文章で覚えられるような作りになっているので実践力がつきます。
CDで録音されている音声は”フランス語(通常スピード)→日本語→フランス語(ゆっくり)“の順になっています。
そのため単語帳を持っていない時や電車で見れない時でも音声で勉強をすることができます。
音で暗記することができる単語帳であるため、個人的に一番おすすめの参考書です。
フランス語の文章ごと暗記していると試験の時や咄嗟の会話で非常に役に立ちます。
他にもおすすめの参考書をこちらの記事に載せています。
まとめ
![仏検 4級 合格証](https://lizzyvibras.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_6082-1024x768.jpg)
今回は仏検4級に短期間で合格する方法を紹介しました。
年に2回しかない試験なので一発で合格し、どんどん上の級を目指したいですよね。
参考書をしっかり使い込み、頻出問題を覚えてしまうことが合格への近道だと思います。
仏検を受ける方の役に立てば幸いです。
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