【スペイン語試験】DELE B2 作文パートの勉強方法・対策のコツ・時間配分

dele b2 作文 スペイン語
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こんにちは!みなさんDELEを受験したことはありますか?

私は2021年に2度目の受験でやっと合格することができました。

英語の試験のTOEICや英検と違い、試験に関する情報や参考書が少なく対策の仕方に悩んでいる方が多いと思います。

参考書も日本語で書かれているものはほとんどないといっても過言ではありません。

ましてやDeleの参考書を取り扱っている本屋さんも日本では少ないです。

そんな中、私がどのように対策をして合格できたのか紹介していきたいと思います。

DELEの試験は「読解」「リスニング」「作文」「会話」の4つに分かれています。

今回は「作文」パートに的を絞って勉強方法を紹介します。

↓こちらの記事で4つのパート全ての勉強方法を簡単にまとめています。

今回はさらに深掘りして「作文」パートが苦手な方でも合格できるような勉強方法を紹介します。

使用する参考書はDELE受験者お馴染みのEdelsa社のPreparacion al DELE B2です。

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作文パートの構成

まず初めに作文パート(Expresión e Interacción escritas)の構成について説明します。

Tarea1Tarea2に分かれており、80分の時間が与えられます。

Tarea2に関しては2つの選択肢があり、1つを選んで書きます。

Tarea1と2の配点の比重は同じです。また、指定の単語数はどちらも150〜180字です。

各Tareaのおおよその概要は以下の通りです。

Tarea1:アナウンス(ニュース)を聞き、それに対して手紙を書く

Tarea2(選択肢①):表やグラフ付きの調査資料を読んで、それを分析した文を書く

Tarea2(選択肢②):ブログなどの記事を読んで要約を書く

次に作文パートの採点基準を紹介します。

作文パートの採点基準・注意事項

まずはTarea1とTarea2に共通する採点基準とポイントを紹介します。

採点者は、文章全体を採点する人細かく採点する人の二人がいます。

細かく採点する人は以下の4つの項目に沿って点数をつけます。

  1. 記述のスタイル
  2. 一貫性
  3. 正確さ
  4. 語彙力

①記述のスタイルに関しては、提示されたテーマで文章を最後まで書けているか、指示通りの形式で書けているか、手紙などでは適切な挨拶や締めの言葉が書けているか、という視点で採点されます。

→つまり指定された形式を守ること(手紙等は宛先・電話番号も記入)・どちらの選択肢を選んだか記入すること(Tarea2)指定文字数を守ることが大切。

②一貫性に関しては、明確で一貫性のある構造で書けているか、句読点を正しく使えているか、適切に段落分けがされているか、副詞や接続詞が正しく選ばれ使われているか、という視点で採点されます。

同じ接続詞を繰り返さないこと段落分けを正しくすること(ex.手紙を書く目的→状況→提案→結論)が大切。

③正確さに関しては、正しいスペルで書けているか、文法が正確かどうか、という視点で採点されます。

誰が見ても読みやすい字で記入すること簡単すぎる文法を多用しないことが大切。

④語彙力に関しては、抽象的なテーマでも正しく表現できるボキャブラリーがあるかどうか、語彙が豊富であるか、という視点で採点されます。

同じ単語を繰り返さないことが大切。

それぞれの項目で0〜3点の点数がつきます。それぞれの項目で2点以上がつくと合格レベルです。

もし、作文を書いて知り合いのネイティブに添削してもらう場合は、これらの採点基準を伝えておくといいと思います。

では実際にこれらの採点基準に考慮した上でどのように各Tareaを解くのか紹介します。

Tarea1のポイント・作文例

Dele B2 作文 

Tarea1は、まず初めに200〜250語程度のニュースや告知の音声が2回流れます。

手紙を書くために必要な情報を聞き取りメモをしておきます。

その情報を使いながらフォーマルな形式で150〜180語の手紙を書きます。

ポイントは使いまわせる言い回しを文章ごと覚えてしまうことです。

一つの参考の言い回しを紹介します。(青文字)は説明です。

(右上に場所と日時) Tokio, 20 de marzo de 2022

A quien corresponda : (をつけるのを忘れずに!)

Me llamo Hanako Tanaka. (内容文に応じた自己紹介。職業や住んでいる地域など)

Le escribo esta carta a usted para 〜〜〜. (手紙を書いている目的をparaの後に)

He escuchado en la radio que 〜〜〜. (ラジオで聞いた内容を要約)

本文

Les doy las gracias de antemano por su atención.

En espera de recibir noticias suyas, atentamente,

Hanako Tanaka

本文はTareaの内容によって異なるので自分で考える必要がありますが、最初と最後はこれらの言い回しを丸暗記しとくと本番使えると思います

ポイントは話し言葉を多用せずフォーマルで正しい文法で文章を作ることです。

最初は難しい感じてもEdelsa社のPreparacion al DELE B2の7回分の作文をしっかり時間を測って練習すれば、嫌でも書けるようになります。

4つのパートの中で一番練習が大変かもしれませんが、コツを掴めば点数を稼げるパートでもあるので根気よく頑張りましょう!

Tarea2のポイント・作文例

Dele B2 作文 

Tarea2は二つのオプションから一つだけ選び、それについてのフォーマルな論文、論評、記事を150〜180語で作成します。

Opción A
  表やグラフ付きの調査資料を読んで、データを分析する
Opción B
  文章を要約し自分の意見を書く

書きやすい方を選んでOKです。Opción1かOpción2どちらを選んだか左上に記入するのを忘れずに!

私は練習の段階ではOpciónAとBどちらも練習していました。

以前B2に落ちた時、練習していた方のOpciónが本番とても難しい内容で撃沈したからです。

どちらも書けるようにしておくと、本番選択肢があり安心です。

まずはOpción Aで使える雛形を紹介します。(青文字)は説明です。

Opción A (どちらを選んだか記入)

En este articulo, vamos a describir〜〜. (何についてのデータか簡単に書く)

Para mí, es relevante que, según el gráfico, 〜〜〜. (グラフの説明①)

Quiero remarcar la diferencia que existe entre〜〜〜. (①と対比できることを書く)

Lo que me sorprende es que 〜〜〜. (ある程度グラフの説明をしたら自分が一番驚いたことなどを書く)

En mi opinión, es importante〜〜〜. (自分の意見も書いとく)

En conclusión, 〜〜〜. (まとめ)

こんな感じで、テーマの概要→データの説明→自分の意見→結論 という流れで書いていました。

Opción Bに関しては、テーマが毎回違うため、雛形を作ることができませんでした。

その分、自由に書くとこができました。

もちろん間違った文法や簡単すぎる表現を使わないようには気をつけていました。

一つ私が書いた作文を載せておこうと思います。

ネイティブに添削をしてもらいましたが、試験官の資格を持っている方ではないのであくまで参考までに。

Tarea5です。

Dele B2 作文 例

まとめ:練習あるのみ!

以上、 DELE B2の作文パートの対策やポイントについてまとめました。

いくらポイントをおさえても練習をしなければすらすら書けるようになりません。

Edelsa社の「Preparacion al DELE B2」の対策本では7回分の練習ができるので、できるだけ多くの作文を作ってみてください。

そしてネイティブ(できればDELE試験官資格保持者)に添削してもらいましょう。

最初は全然書けなくても、7回分練習すれば必ず合格レベルにたどり着きます。

作文は体力を使いますがコツコツ頑張りましょう!

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