今回はDele B2の不合格の原因とそれを踏まえた合格時の勉強方法&スケジュールを紹介します。
Deleの情報や参考書って他の試験と比べて圧倒的に少ないですよね。
でも意外と勉強方法はシンプルで、正しい対策をすれば誰でも合格できると思います。
一度不合格を経験した私だからこそ分かるDeleB2の対策ポイントや効果的なスケジュールを紹介します。
当記事では1ヶ月前からの細かい勉強スケジュールの例を紹介しています。
スケジュールよりも、各パートごとの対策方法を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
最初に私のスペイン語歴紹介と不合格の原因分析をしていますが、スケジュールのみに興味がある方はこちらへ。
私のスペイン語勉強歴
スペインのバレンシア地方に10ヶ月、英語での交換留学をしていました。
スペインなのになんで英語??ってなりますよね。
スペインには、他の欧州の国々と同様にErasmus(エラスムス)というヨーロッパ内の交換留学制度があります。
そのためスペインの大学では英語で受講できる科目がたくさんあります。
私の大学はその英語で開講されている科目の受講を対象としたスペインへの英語での交換留学制度があったのでそちらを利用しました。
留学開始時のスペイン語レベルは挨拶程度、終了時はDele B1レベルでした。
DeleB2を初めて受講し不合格だったのは、このスペイン留学から帰ってきた後でした。
不合格後、3年間スペイン語に触れない生活を送っていました。
しかしもう一度チャレンジしてみようと思い、しっかり対策をした結果、昨年2020年11月のDeleの試験で合格することができました。
今回は不合格時と合格時の勉強法を比較し、本当に効果的な勉強法と対策をまとめていきたいと思います。
また、一度不合格を経験した私だからこそ分かる、Deleの対策ポイントも紹介します。
Dele B2不合格時の勉強時間と勉強方法からみる原因
初めてのDele B2試験には、2ヶ月間かけて対策しましたが不合格でした。
勉強時間は一日3時間・週3日ほどでした。
勉強方法はひたすらEdelsa社の『Preparacion al Dele B2』を解くだけでした。
この時の私は効率的な対策方法を知らず、ただ参考書の問題を解いて、なんとなく間違った所の解答を読むだけでした。
このEdelsa社の参考書は問題を解いて解答を読むだけでは全くの対策になりません。
この参考書のもったいない使い方がなによりも不合格の原因であったと思っています。
後ほど合格時の勉強方法でまとめますが、参考書を繰り返し何度も見返すことが合格の鍵となりました。
合格した時の勉強時間は1ヶ月程だったので、やはり勉強時間というよりは勉強方法に問題があったなと思います。
Dele B2合格時の1ヶ月前からのスケジュール
次に2020年にDele B2に合格した時の勉強法を見てきたいと思います。
使用した参考書は不合格時と同様のEdelsa社の『Preparacion al Dele B2』です。
この本の構成ですが、Examen1からExamen7まであり、各Examenに読解・リスニング・作文・会話の問題が載っています。
私は1週間でExamenを1つか2つ進めていき、約1ヶ月で対策し終えました。
スケジュールは以下の通りです。
- 2020/10/5の週(1週目)Dele試験の5週間前になり慌てて勉強を始める。Examen1の勉強
- 10/12の週(2週目)Examen2の勉強(試験まで残り4週間)
- 10/19の週(3週目)Examen3の勉強(試験まで残り3週間)
- 10/26の週
(4週目)Examen4の勉強(試験まで残り2週間) - 11/2の週
(5週目)Examen5と6の勉強(試験まで残り1週間) - 2020/11/8Dele口頭試験
- 11/9の週
(6週目)Examen7の勉強 - 2020/11/14Dele試験(口頭以外)
このようにDele口頭試験の5週間前から勉強を始め、1週間ごとにExamenを進めていく形を取りました。
1週間で1Examenは少しペースが遅く感じる方もいると思いますが、予習・復習を含めるとちょうど良いのでオススメです。
次に参考書の細かい進め方を紹介します。
Dele B2合格のための参考書の使い方
先ほども紹介したように、私はEdelsa社の『Preparcion al Dele B2』をかなり使いこなしました。
この一冊を使いこなせば充分に合格レベルに達することができます。
1Examenをどのように1週間で進めていくのか詳しく書いていきます。
*ちなみに口頭試験対策は約1週間前から始めたのでここには書いていません。
こちらの記事を参照ください。
- 1日目 (月曜)・Vocabularioの単語をノートに書き出し、例文を横に自分で作る
・(二週目以降)先週のExamenのノートを見返し文章を読み返す - 2日目 (火曜)・LecturaのTarea1を解いてノートにまとめ、一語一句意味が分かるように!
・AuditivaのTarea1を解く。スクリプトがなくても内容が入ってくるまで聞く
・EscritaのTarea1を書いてネィティブに添削してもらいまとめる - 3日目 (水曜)・前日に行ったTareaの復習
・LecturaのTarea2(以下上記と同様の方法で進める)
・AuditivaのTarea2
・EscritaのTarea2のOpcion1 - 4日目 (木曜)・前日に行ったTareaの復習
・LecturaのTarea3
・AuditivaのTarea3
・EscritaのTarea2のOpcion2 - 5日目 (金曜)・前日に行ったTareaの復習
・LecturaのTarea4
・AuditivaのTarea4 - 6日目 (土曜)・前日に行ったTareaの復習
・AuditivaのTarea5
・Examen1の全体的な復習。この時点で出てきた単語は全て覚えていなくてもノートを見返せば見たことあるな〜レベルにしておく。 - 7日目(日曜)休息日
気力があれば単語を音読したり、音源を聞いていました。
週によってモチベーションの上がり下がりがありますが、目安としてこのようなスケジュールで1週間で1Examenを終わらせるようにしていました。
途中でも書きましたが、分からない単語は1週間で覚えられれば理想です。
暗記が苦手な方は、文章の中でその単語を見かけた時に「あ、この単語みたことあるな!」というレベルにしておけばOKです。
しかし、この参考書「Preparacion al Dele B2」は、Examenごとに特定の分野を扱っているので、Examen1で出てきた単語がExamen2でも出てくる、ということは中々ありません。
ですので、Examen1を1週間で終わらした後も継続的にExamen1の復習をすることで、単語力をキープしなければなりません。
まとめたノートを1週間の初めにさっと目を通すだけでも大丈夫です。
解いてまとめて終わり!ということがないように、しっかり復習しましょう。
まとめ:Preparacion al Deleをしっかり使いこなしましょう。
Dele B2に一度落ちて、その後合格した私が効果的だと思った勉強方法についてまとめました。
1ヶ月の集中的な勉強で合格することができましたが、早めに対策を始めればもっと時間に余裕を持てると思います。
Dele B2に一度不合格した方も、しっかりと参考書を使いこなし復習をすれば合格ラインを越えることができます。
ぜひ諦めずにチャレンジしていただければ良いと思います。
↓Preparacion al Deleを使いこなしているのに合格できないor一冊だけでは不安という方はこちらの記事で私お気に入りの参考書を紹介しているので合わせてどうぞ。スペイン語力を底上げできます。
この記事がスペイン語学習者の方の参考になれば幸いです。
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