今回は日系と外資の航空会社でCAとして勤務してみて気づいた違いを紹介します。
1. 事前準備の違い
日系時代は、ブリーフィングの1時間〜30分前には着替え終わった状態で、フライトに向けて準備をしていました。
乗務する飛行機の特徴や、その便の客層によるリスクやタスクをまとめたり、アサインされた自分の役割を再確認していました。
国際線だと、新人はブリーフィングデスクに出社時間の1時間〜40分前に行くことが多かったです。
先輩に挨拶をして、目標を伝えたりアドバイスをもらっていました。
一方、外資では直前にポジションをアサインされることが多いため、事前にできる準備が限られています。
また、行き先の情報はデバイスで簡単に確認できるので、ブリーフィング前にさっと確認する程度です。
ブリーフィングルームには10〜15分前に行くことが多いです。早く行ってもブリーフィングルームが空いていません。
2. 一緒に働く人の違い
日系では年齢の幅が大きかった分、上下関係もありました。
年上の方が働いているときに、自分がジャンプシートに座って食べたり飲んだりすることはありませんでしたし、ご飯も先に先輩に選んでもらってから余ったものを食べていました。(もちろん選ばせてくれる優しい先輩もたくさんいました)
外資では、パーサーを除きほとんどが同年代です。
そのため気を使うことも少なく、上下関係もほとんどありません。
国籍も本当にバラバラなので最初は戸惑うこともありましたが、私は外資の方が断然働きやすいと感じています。
気を使わず、のびのびと働くことができています。
ご飯も仕事が終わったらすぐ食べ始めますし、早い者勝ちです。
そのため、パーサーは仕事が残っていると食べるのが遅くなり、選択肢が少なくなることもあります。
3. 雇用形態の違い
日系は基本的にクビになることはほとんどありません。
大きなミスをしても、オフィスに呼ばれて指導や降格などで済むことが多いです。
一方、外資では大きなミスをすると即解雇になることがあります。
また、病欠の回数が多すぎたり、会社のルールを守らなかった場合もオフィスに呼ばれ、そのまま解雇されることもあります。
外資ではそれくらいの厳しさがないと、多国籍のクルーをまとめるのが難しいのだと思います。
雇用が守られているという安心感は、日系の方が強いと感じます。
コロナ禍においても、多くの外資系航空会社では解雇がありましたが、私が働いていた日系航空会社ではありませんでした。
4. デブリーフィング
日系では、特に国際線の後はデブリーフィングを行うことが多かったです。
バスの中や、時にはホテルに着いた後に立ったまま行うこともありました。
正直、みんな疲れている中で振り返りをする時間はかなり大変でした。
一方、外資ではデブリーフィングは基本的にありません。
バスの中で「何かドキュメントすることある?」と確認し、なければそのまま「お疲れさま」で終了です。
その後は、音楽を聴いたり、会話をしたり、それぞれ自由に過ごしています。
フライト中に起きたことを後から振り返ることはほとんどなく、その場で解決するスタイルです。
日系では、誰かのミスを今後の教訓として全員に共有したり、逆にお褒めの言葉を共有したりすることもありました。
良くも悪くも、その便で起きたことは全員に共有される文化だったと思います。
5. スタッフトラベル
外資に来てから驚いたのが、スタッフトラベルで搭乗した際のクルーのフレンドリーさと優しさです。
日系では、スタッフはミールをチョイスすることができないことが多く、基本的に後回しにされていました。
コールベルも押しづらく、飲み物も手のかからないものを選ぶようにしていました。
一方、外資では搭乗してすぐに「足元の広い席が空いていないか」「隣が空いている席はないか」など確認してくれるクルーもいますし、フレンドリーに挨拶してくるクルーもいます。
ミールチョイスも他のお客様と同じように聞き、スタッフも含めて公平に対応されていると感じます。
まとめ
以上が、私が実際に働いて感じた日系と外資系CAの大きな違い5選です。
それぞれに良さがあり、どちらが正解というわけではありませんが、働き方や文化には大きな違いがあります。
これからCAを目指す方や、転職を考えている方の参考になれば嬉しいです。

