最近外資系の航空会社のCAの募集が再開し、受験する方が多いのではないでしょうか。
私も2023年5月にカタール航空（CA）の採用試験を受けましたので、今回はその流れを細かく紹介します。
外資系CAの採用は日系航空会社と違い、情報が少ないかと思います。
今回の記事がこれから外資系CAを目指す方の参考になると幸いです。
採用の流れ
では早速、2023年5月募集の採用の流れを紹介します。
書類を提出してから全てのプロセスが終わるまで約３ヶ月かかりました。
①書類選考 4月26日（水）〆切
②一次選考 5月27日（土）
③二次選考 5月28日（日）
④最終選考 5月29日（月）または30日（火）
⑤必要書類等の提出・審査 6月頭（※）
⑥内定通知 7月頭（※）
※印は、それぞれのリクルーターによって連絡が前後します。遅いリクルーターの場合は1ヶ月以上待たされることもあるそうです。
ではそれぞれのプロセスを細かく紹介していきます。
①書類選考
まず最初のステップは書類選考です。
カタール航空の採用ページから申し込みます。
Googleで「qatar cabin crew recruitment japan」などと検索するとヒットします。
参考に、次回の8月募集の採用ページはこちらです。https://careers.qatarairways.com/global/en/job/230000AX/Cabin-Crew-Recruitment-Tokyo-Japan-2023
初めて応募される方はアカウント作成から行って下さい。
また、書類選考にあたり下記の書類が必要となりますので早めに準備しましょう。
・証明写真
・CV（英文履歴書）
・パスポートコピー（有効期限18ヶ月以上あるもの）
いずれ必要となる書類も参考に記載しておきます。
・最終学歴証明書
・ワクチン接種証明書
・全身写真（背景が青色等指定あり）
CVを作成したことがない方、いつも書類選考で落ちてしまう方などは下記に私が実際に使用したCVを載せていますので参考になさってください。
スキル等、個人的なものを含んでいますので有料に設定させていただいております。
★CV見本（期間限定で書き込み可能なテンプレート付き）
締め切り：4月26日（水）
合格発表：5月19日（金）
合格発表は上記のように締め切りの約３週間後でした。
一次面接の約１週間前に発表なので、仕事やバイトをしている方は大変ですよね。
カタール航空の採用は過去の傾向から土・日・月で行われることが多いそうです。
書類選考の後は予定に余裕を持っておいた方が良いかもしれません。
私はホテルに滞在しましたが、ヒールで歩くのでできるだけ駅近なホテルを選びました。
Booking.comだと、直前キャンセルができるホテルが多いので予約がいっぱいになる直前ではなく早めに予約することをお勧めします。
友人はHafhというホテルサブスクでホテルを予約していました。
月8000円ですが、1ヶ月だけやって退会してもOKなので月に2泊以上する人はいいかもしれません。
②一次選考（CVドロップ）
書類選考に合格した人は一次選考に呼ばれます。
朝8時ごろから1時間ごとに時間を指定され、AP虎ノ門で行われました。
ちなみに前回の採用時もこちらの場所だったそうです。
合計約500人ほどがこの一次選考に参加したそうです。
まずは時間になったら指定の場所に行きます。
待機室があり、順番にCVドロップが始まります。
CVドロップでは簡単なQ&Aとアームリーチチェックがありました。
アームリーチは全員ではなく、ランダムに規定よりも背が低そうな方が選ばれていました。
CVドロップの後、合格者はその場で合格通知を受け取ります。
その場で紙をもらえなれけば、残念ながら不合格ということになります。
ちなみに面接当日はこれを使いました↓
日本でもそうですが海外から来た面接官は歯並びや歯の白さを見ています。
休憩中コーヒーを飲んだら歯磨きやホワイトニングを徹底しましょう。
③二次選考
一次選考で渡された紙に二次選考の詳細が書かれています。
場所は一次試験と同じで、時間は8時集合でした。
入り口で番号が書かれた名札を受け取り席に着きます。時間厳守ですので遅れないようにしましょう。
130人ほどが参加していました。
まずは英語試験からです。
20分で機内ダイアログの穴埋め、長文2つを解いていきます。
一通り見直す時間はありましたが、のんびり解いていると時間がなくなったと言っていた参加者もいました。
分かる問題からどんどん進めていくことをお勧めします。
英語力に不安がある方はこちらの対策本で勉強しておくことをお勧めします。
一周しておくだけでも当日安心してテストを受けられます。
英語試験では10人ほど落ちて、次のステップは120人ほどになりました。
次はトピックトークとアームリーチです。
名札に書いてある番号順に行われます。
この時すでに11時くらいですので、隙間時間にお昼ごはんを食べることをお勧めします。
1人3分間ほどで行われ14時くらいまでかかりました。待ち時間がかなり長かったです。
その後半分くらいに絞られます。パスできた人は書類の記入に進みます。
バースマークやホクロの申請などの書類を記入していきます。
その後ファイナルインタビューの日程を調整し、16:30ごろ解散となりました。
ファイナルインタビューは二次試験の翌日と翌々日から選びます。
④最終選考
二次試験で決めた日時に同じ場所に行きます。
ファイナルインタビューは15分ほどでした。
人によっては10分ほどで終わった方もいるようです。
私は約10問ほどの質問に答えました。全ての回答に深掘りをされました。
これから受ける方は、全ての回答に「Why do you think so?」と聞かれると思って準備することをお勧めします。
↑聞かれた質問についてはNoteで細かく解説しています。
⑤必要書類等の提出・審査
最終面接から約3日後に追加書類の提出を求めるメールが届きます。
下記の書類をサイトに提出します。
・パスポートのコピー
・最終学歴証明書
・最新のCV
また、いくつかの質問にポータルサイト上で答えます。
その後、約３週間後にさらに追加の書類を求めるメールが届きました。
下記の書類・情報を、今回はメールを送ってきたコーディネーター宛てに送ります。
・パスポートのコピー（18ヶ月以上の有効期限）
・COVID19のワクチン接種証明書
・Yellow Feverのワクチンを打った人はその証明書
・ドーハに渡航する際の希望の空港
⑥内定
最後にコーディネーターにメールを送った後、約１週間後にeofferが届きました。
内定を承諾する場合は、決められた期間内にacceptedをポータル上で選択します。
その後、DOJ（Date of joining）がコーディネーターから届き、渡航という流れになります。
まとめ：採用プロセスは約3ヶ月かかる！
以上が、カタール航空のCAの採用の流れでした。
これからカタール航空は、日本路線を拡大するため日本人CAを大量採用することが予想されます。
こんなチャンスは中々ないと思いますので、興味のある方はぜひ受けてみることをお勧めします。
本記事がこれからカタール航空の採用試験を受けられる方の参考になりましたら幸いです。
おまけ：面接直前対策
面接の直前には英語で話すことに慣らすことをお勧めします。
私は１週間の無料体験がある「Native Camp」を利用しました。
教材はfree conversationを選択して、レッスンが始まったら面接対策をしたいと伝えていました。
講師が面接官役になって色々質問してくれるので練習になりました。
5,000円分のアマギフがもらえるキャンペーンをやっているので、これから面接を受ける予定の方はおすすめです。
